障害や病気、情報難民や地域格差など、様々な困難に出会った人たちをサポートする活動や、困難のなかでも自分らしく生きる人々のストーリーに光を当て、情報として届けていきます。どんな困難があったとしても、『ペインと。』が、いつしか「拠りどころ」「頼りどころ」となり、その人がよりよく生きていく支えになる。そして、同じ願いを持つ人たちが集う場を生み出し「痛みと向き合う人々に仲間がいる未来」をつくります。
わたしたちの思い
闘病者と医療者が、1人ではないと思えるように
疼痛医療に関わる人の今に最適な情報を発信し、必要なコミュニケーションの場を提供する「当事者のための情報プラットフォーム」です。(※医療者も疼痛医療に関わるため、わたしたちは当事者と呼びます)
慢性疼痛とは、長期間続く痛みのことを指します。通常、3ヶ月以上続く痛みが慢性疼痛とされています。慢性疼痛は、急性の痛みとは異なり、痛みが継続するために日常生活に影響を与えることがあります。たとえば、頭痛や腰痛、関節痛、神経痛などが代表的な慢性疼痛の症状として挙げられます。病気やけがなどによって引き起こされる場合がありますが、痛み自体が疾患として存在する場合もあります。また、慢性疼痛は、心理的・社会的な要因によっても引き起こされることがあります。痛みの程度や性質によって治療法が異なるため、医療従事者との相談や適切な治療が必要です。日常生活に支障をきたす痛みを抱えている場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要といわれています。
慢性疼痛の治療には以下のような課題があります。
痛みの原因の特定が難しい
治療法の個人差が大きい
治療費の負担が大きい
治療に対する社会的な理解が不足している
上記のような課題を解決するためには、慢性疼痛の原因の特定や、治療法の開発が求められています。また、医療従事者や社会全体で慢性疼痛に対する理解を深め、患者に寄り添ってサポートすることも大切です。慢性疼痛に苦しむ患者やその家族、そして医療従事者や社会全体が慢性疼痛に対する正しい知識を持ち、理解を深めることで、より良い治療が実現することが期待されます。
慢性疼痛の治療は、患者にとって長期的な負担となり、医療従事者にとっても難しい課題です。しかし、最新の医療技術や社会的な理解を深めることで、より良い治療法の開発や、患者へのサポートが実現できることが期待されています。
これらの先に、医療福祉制度の向上や地域格差を減らすプロセスがあると私たちは考えています。
病気・医療福祉関連ニュース、コミュニティ、アイディア検索、患者さんの実情を伝える企画など、様々なコンテンツを通じて当事者にとって役立つ情報を提供していきます。
啓発活動や情報発信を続けることで得られる成果はもちろんありますが、リアルな声に対して対策を検討していくことが今後は求められます。医療業界だけでさえ認知度が低い「疼痛が主である疾患」。治療法が確立されている病気が少ないのが現実です。私たちは、これまでの視点に『患者の力』ひとつ加えるだけで、これまでオーダーメイドで行ってきた治療にアイディアが加わると信じています。ひとりの経験が誰かを助けることに繋がるのです。
闘病者と医療者にとって有益な情報を届けたい
運営を支える医療者メンバー
ペインと。リハビリ先生|記事監修
理学療法士/脳と脊髄リハビリ研究センター福岡 代表
脳と脊髄リハビリ研究センター福岡で代表をしているきんたろーと申します。 専門分野が神経系であり、特に脳卒中や痛みのメカニズム・リハビリに関する臨床や研究を行っております。 少しでも、痛みに悩む方の力になれるよう正しくかつ役立つ情報発信をして参ります。
痛みの医療支援パートナー
この度、ペインと。さんの活動に賛同し、私たちは「痛みの医療支援パートナー」として支援することになりました。私たちは患者・医療者・社会に働きかけ、慢性的な痛みによる悪循環を遮断する活動を行っています。YouTubeチャンネル『痛みと闘うチャンネル』では、運動のメリットや継続する重要性をテーマに動画を配信しています。また、医療者向けには知識や技術のサポートを提供し、LINE Open Chat『コジトーーク』では疼痛医療者同士の雑談の場を設けています。
「本当に痛いの?元気そうに見えるけど」といった痛くない人からの言葉は、実際には患者にとって心の負担になります。私たちは、目に見えない痛みを周知する活動を通じて、社会の中での理解を深め、痛みによる苦痛を減らしていきたいと考えています。
株式会社LFU hospass community salon & media
これまで正しい情報や医療との繋がりが少なく、孤独を感じられていたことは多々あったかと思います。ただ、Webの力を借りて、分かりやすく、かつ生きた情報を発信することで孤独を感じない、心の繋がりを実現できると思います。 繋がりの基盤となる情報の信憑性のサポートを様々な医療従事者と共にやっていきたいと思います。何卒宜しくお願い致します。
hospass代表 横山 浩二 佐藤 敬太
日本を見渡してみると、「障害や痛みのある人をサポートしたい」と願いにもとづいた、希望溢れる活動や団体がたくさんあります。ただ、実際にはそのサポート体制が周知されていないことや、実の支援には繋がりにくいという課題が多々見受けられました。全国で活動されている皆様のお力が集結することで変えられることは非常に多いと考えています。職業や地域を超えて、情報のプラットフォームをつくることはもちろん、全国の支援者の活躍を応援する場所になることも同時に目指していきます。
ペインと。は、賛同して下さる団体や医療者の皆様、運営に携わりたい仲間を募集しています。わたしたちと共に、10年後の未来を動かしませんか?